興味を持つための。

あなたも宇宙人 (ちくまプリマーブックス)
という本がある。
宇宙の誕生から原子や陽子、中性子までをほんのり深くまで書かれた本だ。既に初版からは15年という月日が経ってはいるが、私が中学3学年の時点で読んだときに凄まじい衝撃を与えてくれた。それが今から4年前のことだ。
科学において15年は当然、4年という年月でさえも凄まじい進歩を見せる。*1ロケット技術、引いてはライト兄弟による初飛行からわずか66年で月まで行けたという事実が、何より如実にそれを表している。
しかし、興味を持つための本としては十二分に役割を果たしてくれる。


ちなみに私は中学でこの本を題材に、読書感想文を書いてしまうほどこの本を溺愛した。おかしな表現だが、確かにそうだったとしかいいようがない気がする。

*1:ただ、天文学にかぎっては、現象具象を体現するために長期的な観測が必要であったりするため、ある程度縛られるわけだが、それを補うだけの豊富な研究対象があり、広範囲の結果が集まることで、様々な成果を得ている。